3通貨手法

3通貨手法

Bパターン

1. チャートは、日足と1時間足を使用します。それぞれの3通貨でどれが一番強いか、弱いかを判定し、トレードに使う通貨ペアを選択します。

(例)アメリカの景気が良く、欧州の景気が悪く、日本は普通であれば
EUR < JPY < USDとなり、主にEUR/USDの通貨ペアでは売り圧力が強く、下降トレンドが発生しやすいと判断出来ます。

USD/JPY < EUR/JPY< EUR/USD

トレード通貨ペアは、EUR/USDです。

(例)アメリカの景気が不透明、欧州の景気も不透明、円がリスク回避資産として位置づけさえている。
米国では、更なる金融規制緩和が推測されるなど、先行きが不透明な場合。
USD < EUR< JPYとなり、主にUSD/JPYの通貨ペアでは売り圧力が強く、下降トレンドが発生しやすいと判断出来ます。

EUR/JPY < EUR/USD < USD/JPY

トレード通貨ペアは、USD/JPYです。

2. 選択した通貨ペアの強弱方向に、前日に渡ってトレンドが発生しているか確認します。

日足チャートを確認します。

  • 通貨ペアの強弱バランスが上昇パターン+移動平均線が上向きで、線の上にローソク足が推移している場合は、上昇トレンドと判断します。
  • 通貨ペアの強弱バランスが下降パターン+移動平均線が下向きで、線の下にローソク足が推移している場合は、下降トレンドと判断します。

移動平均線

3. 1時間足を確認します。

USD/JPY 50pips
EUR/USD 100pips
EUR/JPY 100pips
  • 日足が上昇トレンドであれば、間近の高値を付けて上記の数値まで下がった位置でエントリーをします。
  • 日足が下降トレンドであれば、間近の安値を付けて上記の数値まで上がった位置でエントリーをします。

USD/JPYのチャート

上記は、1時間足のUSD/JPYのチャートです。

現在のUSD/JPYの強弱バランスが上昇パターンであり、日足の移動平均線が上向きで、線の上にローソク足が推移している場合は、上昇トレンドと判断します。

上記の1時間足では、間近の高値を付けて50pips下降したので、エントリーをします。

EUR/USDのチャート

上記は、1時間足のEUR/USDのチャートです。

現在のEUR/USDの強弱バランスが下降パターンであり、日足の移動平均線が下向きで、線の下にローソク足が推移している場合は、下降トレンドと判断します。

上記の1時間足では、間近の安値を付けて100pips上昇したので、エントリーを行います。

<One Point>

・1時間足の移動平均線は、特に使いません。視覚的に見るためだけのものです。
必要無い場合は、設定を解除して下さい。日足の移動平均線は、必要です。

・間近の高値、安値の正確な位置について

日足上昇トレンド

(例)上記は、USD/JPY・日足上昇トレンドでの1時間足です。
Aの高値から初めて50pips下降した位置、Cがエントリー位置です。

Bが間近の位置に間違えなくも無いですが、Aの位置から一旦50pips下降していませんので、間近の高値ではありません。

つまり、間近の高値から、初めて到達する50pipsが正確な位置です。

日足下降トレンド

(例)上記は、EUR/USD・日足下降トレンドでの1時間足です。
Aの安値から初めて100pips下降した位置、Bがエントリー位置です。

Dの位置でエントリーをする際は、Aの位置が間近の安値ではありません。
何故なら、Aの位置からすでに100pips上昇しているためです。
そのため、Cの位置が間近の安値になります。

逆に、Aの位置から100pips上昇していなければ、Aの位置がそのまま続く間近の安値です。

4. エントリー後は、OCO注文による下記の設定をします。

USD/JPY リミット・ロスカット 50pips
EUR/USD リミット・ロスカット 100pips
EUR/JPY リミット・ロスカット 100pips

リミット後の再エントリー位置

リミット後の再エントリー位置

(例)上記は、EUR/JPY・日足下降トレンドでの1時間足です。
Aの位置でエントリーし、 100pips下降した位置Bがリミット位置です。
次のエントリーは、再度間近の安値から100pips上昇したCの位置です。

ロスカット後の再エントリー位置

ロスカット後の再エントリー位置

(例)上記は、EUR/JPY・日足下降トレンドでの1時間足です。
間近の安値から100pips上昇したAの位置でエントリーし、 さらに上昇しBの位置でロスカットしました。
再エントリーする場合は、再度100pips下落し安値を付けて、その後再度100pips上昇した位置です。

上記では、Bでロスカット後に100pips下降したC位置以降が間近の安値となります。
Dの位置が実際のエントリー位置です。

初回のエントリーやリミット後のエントリーとロスカット後のエントリーでは、パターンが変わりますので気をつけて下さい。

提供:©TOIデイトレード社