シンプル手法

シンプル手法

シンプル手法

種類 スキャルピング
URL http://fxstartts.web.fc2.com/

大事なことは目先のトレードに勝つことではなく、今後ずっと勝ち続けることです。
この勝つことと、勝ち続けるというのはかなり大きな違いがあります。
いくら目先のトレードで何度か勝っていても、あるいは、過去にいくら良い成績を残した手法であろうと、今後も『勝ち続けられる』手法でない場合は全く意味がないのです。
いくら目先のトレードで何回か勝ったからといって、その後負けが続けば、結局は負けトレーダーなのです。
大事なことは大きく勝つ必要は全くなく、とにかく少しづつでも良いので、今後も継続的に勝ち続けられることです。私はそのことを常に思ってトレードするようにしています。

シンプル手法は上記のことを前提に考えた手法です。
カーブフィッティングはもちろんさせていません。また、時代の変化と共に手法を変えなくてはいけないことも基本的にはありません。

また、長期間使い続けていける手法だと思っています
更に、良い点としては、かなりシンプルです。
今まで色々な手法を見たり色々なトレードをされてこられた方は、え??って思うかもしれません。

しかし、実際にやってみたら分かると思うのですが、複雑な手法ははっきり言って続けていくことはできません。
結局は、今後もずっと続けていける手法でないと意味がないのです。そうでないと、勝ち続けることは難しいと思います。

また、個人差や裁量が極力入らない手法で作られています。この手法は人の感情や勝手な予想をできるだけ入れないように工夫してあります。
いくら良い手法でも勝手な判断や予想、感情を入れての手法は邪魔なだけになってしまいます。
そのため、今回はできるだけ人の感情や勝手な判断を極力入れないように工夫しました。また迷うこともほとんどありません。

毎回トレードする時に迷いが出たら、それだけで結構なストレスになってしまいます。
そのため、今回は迷うことは極力ないように誰がやってもほぼ同じトレードになるように工夫しました。
また基本的な考え方は同じですので、どの時間足どの通貨ペアでも使えるものだと思っています。
また、トレーダーにとって大きな負担となる、損失やドローダウンを極力減らすようにしました。
ドローダウンの期間が長ければ長い程、手法を続けていくのは難しくなってしまい、さらにストレスを生み、勝手な判断、感情入れたり等、悪循環に陥ってしまいます。
そうなってしまったら元も子もないです。
そのため、今回はできるだけ損失の幅やドローダウンを少なくするように工夫しました。

とにかく続けることが大事だと思っていますので、1回や2回負けが続いたとしても、とにかく無感情になって淡々とトレードするようにして下さい。
また以下のことを前提に今回の手法を考えました。

  • 値は上に上がるか下がるか2分の1。
  • また買いが売りよりも多ければ上がり、売りが買いよりも多ければ下がる。
  • 上昇トレンドでは買いが入りやすく下降トレンドでは売りが入りやすい。
  • 複数時間足で同方向のトレンドが確認できたら、より信頼できる。
  • 適当な損きりを入れ、常にトレンドの方向にエントリーしてれば、総合的に勝てる。
  • より多くの投資家が見てるインディケータの方が信頼できる。
  • 手数料やスプレッドはできるだけ低く抑える。

以上の考え方さえ守ってれば、私はどんな手法でも勝てると思っています。
私は手法よりも考え方の方が大事だと思っています。
なので私の今回の手法はただの一例だけにしか過ぎません。
もし、以上の考え方を満たした上で、さらにこの手法よりも良い手法を思いついたら、どんどんアレンジしていっても良いと思います。
ただし、複雑にはし過ぎないようにして下さい。

取引業者

今回はOCO注文とトレール注文を使いますので、その注文方法ができる業者でしたらどこでも可能です。
もちろんスプレッドはできるだけ少ないものにして下さい。

チャート

以下のインディケーターが表示できる業者をお使い下さい。

使用するインディケーター

  • 平均足
  • MACD(ヒストグラム)
  • ストキャスティクス
  • ボリンジャーバンド

これだけです。
驚かれたかもしれませんが、要はトレンドが発生してるかどうかだけ分かれば良いので、小難しいインディケーター等使う必要はないと考えたからです。

さらに平均足を使うのは、本来はトレンドラインを引いて、トレンドが確認できれば、トレンドラインだけでも良いのですが、より分かりやすく、極力裁量部分を減らすということで、今回は平均足を使用することに致しました。

平均足は色で判別できるので、どちらにトレンドが発生しているかとても分かりやすいものです。
しかし、平均足でも騙しは存在します。
青色陽線が続いてる途中でもひょっこり一つだけ赤色陰線になったりする場合もあります。
その騙しに合わない為に今回はMACDも加えました。
そうすることで、大きな流れが分かり騙しに合わないようにすることができます。
またMACDを使用するのはより多くの投資家が使っているためです。
聞いたこともないようなインディケータよりもより多くの投資家が使ってるインディケーターの方が参考になるからです。
MACDが上昇を示してる時はより買い注文が入りやすいですし、下降を示してる時はより売り注文を入れる人が多い考えからです。

さらにストキャスティクスを併用することによってMACDの騙し等をより回避しやすくなります。
またボリンジャーバンドも多くの投資家が使っているもので、裁量を加える時にぜひ表示させておくと便利なテクニカル指標ですので、今回表示させておくこととしました。

では、具体的に説明していきます。
今回はスキャルピング編としてご説明致します。
もちろん他の時間足でも有効です。

まず、1時間足と5分足と1分足にそれぞれ平均足とMACDとストキャスティクス、ボリンジャーバンドを表示させます。
MACDはデフォルトのまま(12.26.9)で大丈夫です。
またMACDはヒストグラムの方を使いますのでヒストグラムが表示できるものをお使い下さい。

ストキャスティクスは(12.3.3)にパラメータを変更させます。

ボリンジャーバンドは期間が21日を使います。
+-2.3σを表示させて下さい。

買いの時

1時間足で平均足が青色陽線、MACDヒストグラム上昇、ストキャスティクス上昇の時

5分足で平均足が青色陽線、MACDヒストグラム上昇、ストキャスティクス上昇の時

1分足でボリンジャーバンドの中心線(21移動平均線)が上向きの時に、ストキャスティクス上昇の時、MACDヒストグラム上昇した瞬間(一個線が現れた時に上昇を示した時)に平均足が青色陽線であればエントリーをします。

エントリーの時に2枚エントリーをします。
一枚はストップは直近の安値、リミットはエントリーした値と直近の安値までの値幅と同じ値幅上の所でOCO注文を出す。
もう1枚はトレール幅をエントリー値から直近の安値までの間の値幅でトレールさせていきます。

売りの時

1時間足で平均足が赤色陰線、MACDヒストグラム下降、ストキャスティクス下降の時

5分足で平均足が赤色陰線、MACDヒストグラム下降、ストキャスティクス下降の時

1分足でボリンジャーバンドの中心線(21 移動平均線)が下向きの時に、ストキャスティクス下降の時、MACDヒストグラム下降した瞬間(一個線が現れた時に下降を示した時)に平均足が赤色陰線だったらエントリー!
エントリーの時に2枚エントリーをします。
一枚はストップは直近の高値、リミットはエントリーした値と直近の高値までの値幅と同じ値幅下の所でOCO注文を出す。
もう1枚はトレール幅をエントリー値から直近の高値までの間の値幅でトレールさせていきます。

例:買いの時

1. 1時間足を見たら平均足が青色陽線、MACDヒストグラム上昇、ストキャスティクス上昇だった。

2. 5分足を見たら平均足が青色陽線、MACDヒストグラム上昇、ストキャスティクス上昇だった。

3. 1分足を見たらストキャスティクスが下向きだったのが反転して上に向き出した。

4. 同時に1分足のMACDヒストグラムが下降してたのが反転して上に向き出した。

5. 同時に1分足の赤色陰線が青色陽線に変わり、1本の青色陽線が確定した。

6. 確定した1分足の陽線の次の足の始値で2枚エントリー。

7. その時に前回の安値を見る。

8. エントリー値が115円50銭で、前回の安値の値が115円40 銭だった。

9. 1枚は損きりの幅が10銭なので、リミットも10銭上の所に置いて、OCO注文でリミット115円60銭、ストップは115円40銭と入力する。

10. もう1枚は直近の安値までの幅が10銭なのでトレール幅を10銭としておきます。

11. 後は2枚が決済されるまでほったらかしです。
今回注文を出すのはエントリーの時だけです。
その時に同時にOCO注文とトレール注文を出しますので、あとはマイナスだろうが、プラスになろうが決済されるまでほったらかしです。

どうして今回このようにしたかと言いますと、決済の時にやはり感情が入ってしまうことが多く、早目に決済してしまったり、損切りの幅を変えたりとどうしても迷いが生じてしまうことから、今回リミットもストップも同時にエントリーの時に決めてしまうOCO注文とトレール注文でトレードするようにしました。

また複数時間足を見る理由は、やはり複数の時間足で同方向のトレンドが確認できた時は、一つの時間足でトレンドを確認できた時よりもより信頼があります。

例えば、上昇トレンドではより多くの買い注文が入ります。
1時間足を見ている人、5分足を見ている人が買いを入れやすくなります。
そのことから今回、1時間足と5分足も上昇トレンドを確認した時というルール設定にしました。

また、今回2枚でそれぞれ決済方法を変えたのは、利益確定を早くさせる目的と利を伸ばす目的両方兼ね備える為のこのような手法に設定致しました。
そうすることによって、最初の1枚が早目に決済されることによってそのトレードが早期に+になることが決まるので精神的にも安心ですし、またトレールを使うことによって利を伸ばすことができますので取りこぼした!っていう考えがなくなります。
この手法はより高い確率で上昇(下降)する時にエントリーをします。

しかし100%ではもちろんありません。
エントリーした瞬間に逆方向にいくことももちろんあります。
しかし、値は上に上がるか下に下がるか2分の1です。
上がる確率が51%の確率の時に買い、下がる確率が51%の時に売りでエントリーすれば、結果的には勝つことができます。
なので、この手法もより確率が高い時を狙ってのエントリーですので、続けてれば自然と利益は膨らんでいくはずです。
多少負けが続いても、めげないで続けていくようにしましょう。

ポイント

①今回はスキャルピングですので、スプレッドの占める割合がかなり多く勝率に影響を与えます。
なので、普段使っている取引業者で、あまりにも、スプレッドが広がっている時はエントリーを控えて下さい。
去年の以上な相場の時にみかけたのですが、ある取引業者では、ドル円で20pipsも開いてるようなことがありました。
さすがにそんな時にエントリーすれば不利に決まっています。
そのため、普段とは異常に大きくスプレッドが開いてる時はエントリーは控えましょう。
今回はスキャルピング編としての説明ですので、スキャルピングではやはり、低スプレッドのドル円、ユーロドルがお勧めです。
取引業者にもよりますが、ユーロ円も2銭程度の所もありますので、2銭位の低スプレッドでしたらユーロ円でもトレード可能だと思います。
スキャルピングではできるだけ低スプレッドでの通貨ペアの方がストレスなくできますね。

②上記の点と繋がることですが、重要指標発表の時もエントリーは控えましょう。
重要指発表の時はスプレッドが通常よりも開くことが多く、さらにスリッページも起こることが多いです。
さらに指標発表ではテクニカル無視で動きます。
今回の手法はテクニカル分析での手法ですので、テクニカルが通用しない場合は勝つ確率も落ちます。
なので毎回トレードする前は指標発表の時間等を気にしてトレードするようにします。
一大イベント等も意識しておくとより勝率が上がるでしょう。

※ここからは応用編ですが、慣れてからで大丈夫ですし、裁量を加えてもっと勝率アップさせたい方のみ使ってみて下さい。
平均足は色が続くことが多いですが、やはり東京時間等で多く見られるのですが、平均足が上下に大きくひげをのばした形になったり、青色赤色と交互に平均足が出ているような時はレンジの時が多く騙しに合いやすくなります。そういう時はできるだけエントリーを控えた方が良いです。
さらに今回の手法はトレンドが大きく発生すればそれだけ多く利が取れる手法ですので、できればトレードが発生やすい夕方以降にトレードした方がより多くの利益を取ることができます。
さらにボリンジャーバンドでの+-2σ付近や21移動平均線付近、前回の高値、安値付近等はエントリーを控える等した方が勝率は上がると思います。
以上で私の手法の説明を終わります。

いかがだったでしょうか?
私はこれを書いている時は手法よりも考え方の部分に力を入れて書きました。
手法自体はとてもシンプルです。
しかし、この考え方が分かっているのと分かってないのとでは、やはり同じ手法をやっていても勝ち続けることができるかどうかが変わってきますので、どうか考え方の部分は何度も読んでご理解頂きたいと思っています。
何度も言いますが、手法よりも大事なのは考え方です。
はっきり言って手法なんて何でも良いのです。
考え方をしっかりと抑えておけば良いのです。
そのため何度も考え方の部分を読んで理解してからトレードをして頂ければと思います。
もちろん今回ご紹介した手法はあくまでも考え方にのっとったほんの一例ですので、ご自分でこの方が勝率が良い、この方がストレスなくできるという手法が見つかれば、
どんどんアレンジしていっても良いと思います。
またこの手法自体他の時間足でも利用できますので、スイングに応用したり等も良いのではないかと思います

私自身もまだまだ未熟なトレーダーですが、これからももっともっと勉強してもっと多くの利益を得られるようなトレーダーになっていきたいと思っています。
では長々と書いてしまいましたが、最後まで読んで頂いてありがとうございました。

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