ドル円スキャルピング手法

ドル円スキャルピング手法

仲値

東京市場の10時には仲値決めが行われます。
仲値とは、対顧客外国為替業務に適用する当日の受け渡しの基準レートです。AM09:55のスポットレートが基準になります。

この時間帯に、企業は外国への支払いのためにドルを買います。また、仲値を決める時刻には90%以上の割合でドルが需要超となるため、米ドル買いが優勢になり、米ドル高が発生しやすくなります。
つまり、AM09:00~10:00頃はドル買い需要が高まる時間帯です。このときに、前日のNYダウや日経225先物がプラスの場合は仲値と日本市場株高と重なり、高い確率でドル円が上昇します。
上昇幅は10~20銭程度ですが、積極的に買いエントリーができる場面です。

さらに、ゴトビと呼ばれる5日、10日、15日、20日、25日、30日のように、日付が5又は、10で割り切れる日付では、企業の支払い日が重なります。そのため、仲値にドル買い需要が高まります。
また、休み明けの月曜日、週末の金曜日も高まります。

仲値と前日のNYダウ、日経225先物のプラス数値を使用して、トレードをするのも堅実な方法です。

週明け月曜日の投資戦略

週明けの月曜日にトレードをするときは、前週の金曜日終わりのNYダウと日経225先物の数値を参考にします。

  • プラス圏で終了していれば、月曜日も流れを引き継いで株高になると予想します。
  • マイナス圏で終了していれば、月曜日も流れを引き継いで株安になると予想します。

但し、土曜日と日曜日に、国内外の情勢や経済動向、有事などが発生した場合は相場が変化するので注意が必要です。月曜日は、早朝に配信されるマーケットアローを確認すると、本日の株式市場や為替の動向が書かれてあります。それを参考にして、投資戦略を組み立てます。

まとめ

NYダウ、日経平均株価、日経225先物の上昇、下落に相関して、ドル円も上昇や下落をします。また、楽天マーケットアローの配信により、適切な相場や為替状況を知り、トレードに役立てください。