ケルトナーチャネル手法

ケルトナーチャネル手法

トレードに役立つ知識

より安定した利益を求めるのであれば、トレンドが起きている通貨ペアを選択します。
トレードで通貨ぺアを選択する際に、強いトレンドが起きているペアを選ぶ方が、勝率が増すこともあります。
明確にトレンドが発生している通貨ペアの方が、勝率が上がる場合があります。

トレンドが発生している通貨ペア

上記は、視覚的に見ても、強い上昇トレンドと判断が出来ます。

1時間足チャートについて

1時間足チャートは、現在の為替相場が、上昇トレンドor下降トレンドorレンジ相場なのかを判断するためのものです。

1分足チャートは、的確なエントリーポイントを見極めるためのものです。
「ケルトナーチャネル手法」による、1分足のエントリールールは、的確な位置を示してくれます。

但し、それ機能させるためには、1時間足のトレンド方向に対するエントリーでなくてはなりません。
1時間足トレンドの判断に使う「Keltner_Channels」トレードルールは、常に正確なトレンドを示してくれると疑心暗鬼せずに、現在のトレンドは、上昇か下降かレンジ相場かを自身の思考も踏まえ判断すると、より正確に為替相場の方向性を掴むことが出来ます。

・自身でトレンド方向がどちらにあるかを「Keltner_Channels」・思考・トレンドラインなど等を組み合わせ多角的に判断する。
その上で、1分足のトレードルールを使用することにより、さらに勝率が安定します。

・トレンドが起きている通貨ペアを選択することも、より勝率を上げるヒントです。

・欧州時間~欧州時間+NY時間が重なる時間帯を狙って、トレードをする。
為替相場の動く時間帯を選択することにより、エントリー回数とトレンドの持続性が期待出来ます。

・レンジ相場と疑わしい時は、エントリーをせずに次の機会を模索する。

以上が、より勝率を上げて、利益を安定させるポイントです。

より安定した利益を求めるのであれば、通貨の強弱を判定する。

世界の3代通貨と言えばUSD、EUR、JPYです。
それぞれの通貨でどれが一番強いか、一番弱いかを判定します。

アメリカの景気が良く、欧州の景気が悪く、日本は普通であれば
EUR < JPY < USDとなり、主にEUR/USDの通貨ペアでは売り圧力が強く、下降トレンドが発生しやすいと判断出来ます。

トレードの時間帯を考える

トレードする時は、日本時間より、欧州時間帯やNY時間帯の方がトレンドは、発生しやすくなります。
これを考慮し、値動きのある時間帯では、積極的にトレードが出来ます。
重要経済指標直前のエントリーは、大きく逆に動くことがありますのでエントリーは、控えます。

レバレッジやロット数を上げる時は、十分に注意します。

一部のサーバーの弱いFX社では、20ロット(万通貨)以上でトレードをする場合は、約定が通りにくくなる場合があります。さらに、一回で大きな利益を得ることを考えずにコツコツと利益を積み上げて下さい。
少ない資金でトレードする時は、レバレッジは、注意して下さい。

<推奨トレード例>

数万円~10万円で1万通貨
20万円で2万通貨



100万円で10万通貨という様に、少しずつ増やしていくことを推奨します。

エントリー後に利益数値とロスカット値を決めておく理由

・エントリーを見極めるには、テクニカルが必要です。
しかし、決済をテクニカルで行っていては、適切なエグジットをすることが、極めて難しくなります。
そもそも、短時間足は、ダマシが非常に発生しやすい傾向があります。

移動平均線のクロスやMACDのクロスなど、値動きが発生して初めてエントリーサインが出て、逆の方向への値動きが発生してエグジットサインが出る。
これでは、エグジットも遅れ、ドローダウンも大きくなります。

さらに、損益のバランスを考えないことにより、大きく勝ったり大きく負けたりと、バラバラな決済数値になり、トータルでの損益のバランスが崩れます。

RSIの買われすぎや売られすぎも曖昧で、トレードに有効とは限りません。

MACDクロス

これを解消するためには、「エントリーはテクニカルを使うことが必須だが、仕掛けをするタイミングで、利益確保とロスカット数値を決めておく」
これがトレードをする上で、最も重要なポイントです。

「ケルトナーチャネル手法」では、エントリー後に予め決めた数値で決済をします。

これにより、大きく勝つこともありませんが、むしろ無駄なドローダウンを無くすことが出来ます。
ポジションを取った後、エグジットを躊躇していると、結局は元の水準に戻ってしまい、利益確保に失敗してしまいます。
だからこそ、最初に決められた決済数値を決めておき、その水準に達したら素早くポジションを解消して、利益確保をします。

また、ポジションを持ったと後に、逆の方向へ進み損益が発生することもあります。
その時も、ロスカット値を決めておくことで無駄な損益を減らすことが出来ます。
但し、FXはスプレッドが存在します。
それを考慮すると、10pips以下の数値でのリミットやロスカットは、手数料によるスプレッド負けを引き起こしかねません。そのために、値幅のある10pips以上に設定しています。

自分の想定した数値通りに相場が動くのか、それとも想定したのとは逆の方向へ動いてしまうのか、その確率は50%だとします。しかし、2回に1回しか想定通りの動きをしなかったとしても、ロスカット数値さえ、きちんと行なえば、トータルでは十分なリターンを得られます。

勝率も50%以上であれば、必然的に利益は、プラスに傾きます。それを実現するのは、的確なエントリーポイントです。エントリーポイントさえ、的確であれば必然的に勝率は上がります。短期トレードで利益を重ねるには、大きなリターンを狙わずに、コツコツと利益を積み重ねることです。

チャートは、MT4を使用しますが、同じテクニカル設定が出来るのであればトレードに使うFX社でチャート設定をされることを推奨します。

<例>クリック証券/「プラチナチャート」

1つの通貨ペア+同じトレンド条件=2回連続でロスカットした場合は、トレードを一旦止めます。

条件通りにトレードをして、2回連続で負けたということは、その相場に手法が通用しないと判断します。
また、負け続けることでメンタル面でも乱れが生じて、正常な判断が出来なくなる可能性もあります。

勝てない相場でトレードを続けても、いたずらに損失を増やしてしまいます。
一旦トレードを止めて、相場の様子を見て、仕切り直しましょう。

デモトレードでルールを検証して、十分に技術を磨いて下さい。

トレードをするにあたっては、本書を熟読した後に、デモトレード十分に検証し、トレードルールをマスターしてから実践に臨んで下さい。

エグジットは、AパターンとBパターンの2種類ありますので、どれが自分に合うのか検証されることを推奨します。デモトレードは、クリック証券やDMMFXなど各社で使用可能です。

デモトレード

・デモトレードの手順

1. デモトレードでトレードルール実践し、エグジットパターンを検証する。
ルールを守ってデモトレードを行ない、その手法の勝率や利益と損失のバランスを検証する。

2. 1週間に100pips~200pipsの利益が得られるようになってからリアルトレードを始める。

3. デモトレードで勝てるようになったら、1000通貨単位や1万通貨からリアルトレードを始め、そこでも結果が出たら、徐々に枚数を増やしていく。

4. 1週間に100pips~200pipsの利益が得られるようになれば、5~10ロット程度で運用します。利益が安定すれば、トレードを開始して下さい。

具体的な運用方法の例

3万円の投資資金を用意したとします。
まずは、1万通貨で運用し、着実に資金を増やします。

10万円に増えたところで、初期の運用資金の3万円を引き出します。
これで、元の資金に対する損失は、ゼロです。
これにより、損失を恐れずにトレードが可能になります。
その後も、20万円までは1万通貨で運用します。

  • 20万円に増えれば、2万通貨
  • 30万円に増えれば、3万通貨
  • 40万円に増えれば、4万通貨
  • 50万円に増えれば、5万通貨
  • 60万円に増えれば、6万通貨
  • 70万円に増えれば、7万通貨
  • 80万円に増えれば、8万通貨
  • 90万円に増えれば、9万通貨
  • 100万円に増えれば、10万通貨

20万円からのレバレッジは、10倍です。
最初は、増えるのが遅く感じるかもしれませんが、通貨単位が上がれば、増えるスピードは上がります。
資金が増えても、レバレッジ100倍や少ない資金で何十ロットというトレードはお辞め下さい。
100万円から、同じ様に繰り返しますと、比較的短期に1000万円弱に増える計算です。

ここで気を付けるポイントは、20ロット以上になると、約定が通りにくくなるFX社が有ります。
20ロット以上をスキャルピングするには、クリック証券などの比較的強いサーバーでトレードをすることを推奨します。仮に他のFX社を使用する場合でも、約定が通りにくくなったと感じたのであれば、スプレッドが狭くとも他社に乗り換えることを選択して下さい。

資金が安定して増えましたら、翌年の税金分は、引き出して残しておくことを忘れないようにします。

以上が運用方法の例です。

<One Point>

  • 「ディーリングシート」を、作成しトレードに使用して下さい。
    ご自身のトレードを振り返り、安定したトレードするためにも必要です。
  • FXに絶対はありませんので、常に不測の事態を考えて、トレードして下さい。
  • 具体的な運用方法の例であって、最終的な判断は、ご自身でお願いします。

提供:©TOIデイトレード社