MACDスキャルピング

MACDスキャルピング

テクニカルの説明

以下は、トレードで使用する時間足チャートとテクニカル指標の一覧表です。

5分足 1分足
ローソク足 ローソク足
NonLagMA (Periodsデフォルト) MACD Line2 (Periodsデフォルト)

MACD Line (Periodsデフォルト)  
Bollinger Bands 21日線 (Periodsデフォルト)  

ローソク足

ローソク足

ローソク足は、相場の値動きを時系列に沿って図表として表す手法の一つです。
相場の値動きが一目で分かるように考案されており、ローソクに似た形であることからその名前がつけられています。
日本で考案されたものですが、現在では海外でもキャンドル・チャートの名でポピュラーなものとなっています。

ローソク足は、単位期間を定め、単位期間中に始めに付いた値段を始値、最後に付いた値段を終値、 最も高い値段を高値、最も安い値段を安値とし、この四種の値段(四本値)を使って作成されます。

始値より終値が高いものを「陽線」、逆に始値より終値が安いものを「陰線」といいます。
また、始値と終値で作られたボックスをローソク足の「実体」、実体から高値までの線を「上ひげ」、 実体から安値までの線を「下ひげ」と呼びます。

NonLagMA

NonLagMA

MACDと同じ様な動きをします。緑ラインは上昇トレンド。赤ラインは下降トレンド。
黄色ラインはトレンドの転換を暗示しています。

色が変化後、元に戻ることもあり、「ダマシ」も存在します。
特に1分足では「ダマシ」が頻発するため使用しません。

さらにNonLagMAの向きにも注目します。
線が上向きでかつ線より上にローソク足が推移している時は上昇トレンド。
線が下向きでかつ線より下にローソク足が推移している時は下昇トレンド。

あくまで、NonLagMAはチャートのメインでは無くMACDがレンジの際の補助や視覚による簡易的な判断材料として使います。

Bollinger Bands 21日線

ボリンジャーバンド

中心線は21日移動平均線であり、上下には標準偏差2σラインが存在しています。
統計学的には上下2σラインに値動きが収まる確率は95.5%と成ります。

中心線及び上下の2σラインが水平に推移している場合はレンジ相場と判断し、バンドの上下で反転する確率が高まります。トレンドが発生した際はバンドが大きく拡がり、ボラリティーが高まります。

「MACDスキャルピング」では上記の方法は使わずに、中心の21日移動平均線の向きで上昇トレンド又は下降トレンドを判断します。

  • 上昇トレンドの際、21日移動平均線は上向きに推移し、中心の移動平均線より上にローソク足がある場合は上昇トレンドと判断します。
  • 下降トレンドの際、21日移動平均線は下向きに推移し、中心の移動平均線より下にローソク足がある場合は下昇トレンドと判断します。

MACD

MACD

MACDは、「マックディー」とも呼ばれ、1960年代にジェラルド・アベル氏によって開発されたテクニカル指標です。
「Moving Average Convergence and Divergence」の頭文字をとったもので、「移動平均の収縮と拡散」という意味になります。 2本のEMA(指数平滑移動平均線)の差をMACD線として、その動きによって相場の方向性や転換点を判断します。

また、さらにMACD線をEMA化したものをシグナル線として売買タイミングを計る際に利用します。
パラメーターの目安は、MACD線が短期線12本、長期線26本で算出し、シグナル線は9本となります。

・基本的な見方

基本的には、ゼロラインを強弱の分岐点として、プラス圏では強気相場、マイナス圏では弱気相場と判断します。
MACD線がプラス圏で上昇している場合は上昇トレンドの継続を表し、横這いからピークアウトして下降に転じるとトレンドの転換を表します。下降トレンドの場合は、その逆となります。

売買シグナルとして活用する場合は、マイナス圏において、MACD線がシグナル線を下方から上抜けば買いシグナル、プラス圏においてMACD線がシグナル線を上方から下抜けば売りシグナルと判断します。

・ワンポイント

MACDにおいても、実線の推移と、MACD線の方向が反対を向く現象(=逆行現象)は、トレンドの転換を暗示しており重要なサインとなります。
特に、天井圏、底値圏での逆行現象の発生は信頼度の高いサインと言われています。

提供:©TOIデイトレード社